
(1) 認められるための最低条件
緊急申請手続に認められるための最低条件として、米国籍者にあたるスポンサーが、
- ①「現在は日本で生活しているが」
- ②「緊急で米国へ戻ることになった」
という事情が必要です。
例えば、緊急な理由でスポンサーが既にアメリカへ戻られている場合は、上記①から外れるため、通常申請となります。
その為、緊急申請をご希望の場合は、余裕をもってご相談いただくことをお勧めいたします。
(2)緊急申請の可能性がある事情の例
緊急で渡米しなければならない事情の例として、次のようなものが考えられます。
米国籍者の方が以下のような状況の場合
- ① 勤務先から米国転勤の辞令を受けた
- ② 米国で新しい職が見つかった
- ③ 米軍に所属しており、日本の基地から米国基地への配転を命じられた
- ④ 米国の大学から研究員として招致された
- ⑤ 日本の勤務先から米国での留学(資格取得)を命じられた
- ⑥ 米国で緊急の手術や治療を受けることになった
- ⑦ 上記以外の理由だが緊急で米国へ戻ることになった
(3)適切なタイムラインに沿った手続
上記(2)緊急申請の可能性がある事情の例)のように様々な帰国事情がございますが、それに該当しているからといって簡単に認められる手続きではございません。
申請のタイミングや証明方法が非常に重要となる手続きとなるため、適切なタイムラインに沿った特別な手続が必要になります。
(4)緊急申請の可能性についての診断
緊急申請の可能性の確認や可能性を高めるための対策については、有料の法律相談にて様々な情報を頂き、1週間ほど時間をかけて診断させていただく必要がございます。
また、緊急申請だけではなく、永住権の可能性や対策についても同時に診断させて頂きます。
個々の状況をきちんと把握・理解した上で、その方にとって最適な方法をアドバイスさせて頂きます。

法律相談について
結婚によるアメリカ移住を考えられている方はまず法律相談をご検討ください。
アメリカ国籍者、永住権保持者との結婚手続の方法はいくつかございますが、当事務所の弁護士による法律相談では、クライアント様の状況を弁護士が明確に把握した上でその方にとって最も適した手続、永住権・ビザ取得の可能性、及び総合的なコンサルテーションをご提示させて頂いております。
併せて、申請者の方のご状況だけでなくスポンサーとなる米国籍者及び永住権保持者が永住権の条件を満たしていらっしゃるのか等の確認もさせていただきます。
法律相談終了後、実際に永住権申請手続きをご希望の方には、弁護士申請代行サポートにて永住権取得までフルサポートさせていただきます。
弁護士による申請サポートを希望される方にとって法律相談は必須のステップとなっておりますが、ご自身で永住権を申請されたい方にとっても、申請却下、申請期間の遅延を回避するために、現在のご状況で問題なく申請できるのか確認することが可能な当事務所の法律相談は、十分に有益かと存じます。
是非当事務所の法律相談をご検討ください。
